子育て中に不安になる主な原因と3つのおすすめ解消方法
天使のようにかわいい赤ちゃんの笑顔は、毎日多忙な育児に励むママにとって最高の癒やしであり、子育てを頑張るモチベーションになります。
しかし、産前に想像していた以上の子育ての大変さに、心身ともに参ってしまうケースは少なくありません。
特にワンオペ育児に励むママは、相談相手やストレスの捌け口を見つけられず、子育て不安に陥ってしまう可能性もあります。
この記事では、子育て不安になる主な原因と、3つのおすすめ解消方法などをご紹介していきます。子育てに対して少しでも不安を覚える方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
子育て不安が起こる主な原因
血を分けた大切な子供を守るのはママの使命です。
しかし、与えられた責任の重さから子育てに対して不安になったり、時には投げ出してしまう方もいます。
あなたが子育て不安にならないように、まずは子育て不安になってしまう主な原因について理解しておきましょう。
核家族化と少子化の影響
結婚において、自分たち夫婦と子供のペースで生活ができ、なおかつ嫁姑問題が起こるリスクを避けられるという理由で、核家族化を望むケースは少なくありません。
しかし、義父母と離れて暮らすことは子育てに対する干渉がないというメリットがありますが、それは逆に「子育てに対するアドバイスがもらえない」「子育てを助けてもらえない」というデメリットも生じます。
特に初めてお子さんを授かったママは、緊急時に頼りになる義父母がいないという点では子育てにおいてハンデになり、何か起こった時に自分で解決できるのか?という不安に駆られることがあります。
また、少子化によって小さな子供と触れる経験値が少ないままお子さんを授かった方が、育児に戸惑いを感じて子育て不安に悩まされるケースもあります。
ワンオペ育児
夫の仕事中に一人で子供の面倒を見るワンオペ育児をしている方は沢山いますが、夫の単身赴任や仕事の関係で土日も育児を手伝ってもらえず、子育ての負担を背負いすぎてしまっている方もいます。
ワンオペ育児は、自分や子供が病気になってしまった時、事故で怪我を負ってしまった時に適切な行動を取らなければいけない責任が伴います。
自分が一人で面倒を見るという決意をされているかもしれませんが、適度に育児を休める時間を作ることは忘れないようにしましょう。
一人で育児の全てを抱えて込んでしまうことは、精神的に追い詰められてうつ病になる可能性もあります。
ワンオペ育児を続ける方は、自分の体調やメンタル管理を怠らず、時に育児の手を抜ける日を作ることを心掛けましょう。
育児ノイローゼに注意
相談相手がまわりにいない孤独な育児や、子育てに追われて寝不足の日々を過ごすことで、育児ノイローゼになるケースもあります。
育児ノイローゼの症状
育児におけるプレッシャーに押しつぶされ、精神的に不安定な状態に陥ってしまう育児ノイローゼは、子供を持つ全ての親が気にかけておくべき精神的な病です。
寝不足やホルモンバランスの乱れ、孤独な育児による精神的な不安が育児ノイローゼを引き起こします。
子育て中、以下の症状に悩まされている方は、育児ノイローゼの可能性があります。
- 常に無気力
- 脱力感が抜けない
- 不眠症
- すぐにイライラする
- あらゆるものに興味が無くなる
- 自宅に引きこもりがちになる
- 他人と距離をおきたくなる
- 子供をかわいいと思えなくなる
代表的な症状である無気力や脱力感はうつ病の症状と似ており、最悪の場合、育児放棄に繋がることがあるので要注意です。
生まれてからずっとかわいがってきた我が子を、急にかわいく思えなくなったら自分が育児ノイローゼであることを疑いましょう。
大事なのは、自分に育児ノイローゼの症状があることに早く気づき、適切な対処を取ることです。
子育て不安におすすめの3つの解消方法
ここからは、子育て不安や育児ノイローゼになるリスクを避けるために、皆さんにおすすめする3つの解消方法をご紹介していきます。
心身ともに健やかな育児生活を送るために、日頃からできる解消方法を実践してみてくださいね。
理想が高すぎる育児から脱却
子育て不安が起こる原因として、ママの責任感が強すぎて育児や子供に対する理想が高くなりすぎてしまうという問題があります。
我が子が一番!という理想を掲げることは育児において大きなモチベーションになりますが、ママの勝手な想いを子供に押し付けていないかを、一度考えてみてください。
完璧主義者のママは、子供の年齢に合わない無理な要求をしていたり、性格をうまく見極められず、子供の気持ちを無視した教育をしている可能性もあります。
大事なのは失敗も糧にする育児・教育をすることです。
育児に対して気を張りすぎている場合は、「できることが当たり前」ではなく「できないことも当たり前」という新しい選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか?
比べない環境作り
子供の発育を見守る中で、同じ月齢の他人の子と比べてしまったことはありませんか?
例えば「同じ1歳なのに、うちの子はまだ歩けない、恥ずかしい。」という感情が芽生え、子育ての経験値がまだまだ少ないママは不安に駆られることもあります。
育児において子供の発育は特に敏感になる部分ですが、どうしても比較してしまう癖が抜けない場合は、月齢の合わない子供と遊ばせるようにすることも必要です。
子供の発育は個人差があって当たり前なので、比べない環境作りを上手にしていきましょう。
ただし、月齢に対して明らかに運動神経が悪かったり、発育が遅すぎると感じた場合は、住んでいる地域の子育て窓口や小児科に行って相談するということもお忘れなく。
相談できる味方を増やす
ワンオペ育児を頑張る上で大事なのは、家族やママ友に何でも相談できる味方を増やすことです。
まず最初に味方にしたいのが、一番身近にいる夫です。
妻の悩みを親身になって受け止めて解決に導くことは夫の大事な役目であり、育児の悩みは夫婦の共通の悩みということを理解させましょう。
しかし、仕事を頑張る夫にも言い分があり、意見が衝突してしまうこともあります。
そんな時は、面と向かって話すのではなく、手紙を書いて想いを伝えたり、LINEやメールを通して気持ちを伝えてみましょう。夫に想いが伝わらなかった場合は、子育ての先輩である両親や義父母、ママ友を頼ってみましょう。
行政が行っている子育て支援センターのイベントに参加して、ママ友を増やすいう行動もおすすめです。
相談することは恥ではなく、育児に対して新しい知識を取り入れて理想のママに一歩近づくという意識を持っておきましょう。
どうしても相談する相手がいない、解決できない悩みがある、という方は、地域の子育て電話相談、子育てを支援するNPO団体、保育園の先生など、子育てのプロフェッショナルに一度相談してみましょう。
まとめ
子育て不安になる主な原因や、3つのおすすめ解消方法などをご紹介してきましたが、参考になりましたか?
核家族によるワンオペ育児環境や、初めての育児に対する戸惑い、発育に対する過度な責任感は、子育てに対する不安を生み出し、時に育児ノイローゼになってしまうこともあります。
子育てに対する不安を解消するためには、育児に対する理想を見直し「自分の子は自分の子」という他人と比べない子育て意識を持ってみましょう。
また、相談役となってくれる家族、ママ友、子育てに対して深い知識や経験値を持つ味方を増やすことで精神的に楽になり、育児に対する自信やモチベーション持つ直すことができるようになります。
命よりも大切な我が子に常に素直な気持ちで向き合えるように、この記事でご紹介した子育て不安のおすすめ解消方法を育児生活に取り入れてみてくださいね。