子育てで一番大切なことは自己肯定感を育むこと!5つのコツを紹介
子育てでは、お母さんやお父さんが子どもの見本となって色々なことを教えてあげなければいけませんが、お母さんもお父さんも人間であり、人間は誰しも完璧ではありません。
育児や仕事の疲れからついつい大きな声で怒ってしまったり、余裕のない振る舞いをしてしまったりすることもありますよね。
疲れたときには、「どんな風に子育てをしていけばいいんだろう?」ということが分からなくなってしまうこともあります。子育ての方針はそれぞれの家庭によってもさまざまですが、「子育てをするうえで大切なこと」はしっかり持っておきたいもの。
子育てをするうえで大切なことはいくつもありますが、その中でも一番大切だと言われているのが「子どもの自己肯定感を育む」ということです。
この記事では子どもの自己肯定感を育むための5つのポイントや、世の中で子育てを頑張る親御さんたちが実践している子育ての大切なことなどについてご紹介していきます。
目次
みんなが子育てで大切にしてることって?
2016年に「マイナビウーマン子育て」が22歳から40代までのママやプレママ129人を対象におこなった「子育てをする中で一番大事にしていることを具体的に教えてください」というアンケートでは、下記の6つのことを大切にしているというママ・プレママが多いということがわかっています。
笑顔
多かったのが、笑顔を大切にしているという回答。子どもだけでなく、誰でも笑顔を向けられると嬉しいものですよね。
親御さんが怒ったような顔をしていると、子どもは「何かしてしまったかな?」と不安になってしまうかもしれません。
子どもや家族と過ごす時間は笑顔でいることを心がけることで、子どもにも良い影響を与えることができるでしょう。
愛情としつけ
普段から愛情を持って子どもとスキンシップを取ることを大切にしている親御さんも多いようです。
愛情を持ったスキンシップは子育ての基本であると言われ、子どもの人格形成に影響するだけでなく、親御さんの心を癒やす、大きなパワーを持ったもの。
大切な我が子と肌と肌でふれあうと、とても幸せな気持ちになりますよね。スキンシップをしているとき、人間の脳の中では「オキシトシン」と呼ばれるホルモンが分泌されています。
これはストレスに強くなる効果もあると言われるホルモンで、人に対する信頼感が増すことで社交的になったり、自己肯定感が高まったり、不安や恐怖を減らすという効果もあります。
また、愛情だけでなくしつけによって「良いこと」と「悪いこと」をしっかり教えるようにしているという意見も多くありました。
怒ることは体力が必要なこと。子どもが大きくなって困ることがないように、悪いときは悪いと叱ってあげることも愛情の一つといえるでしょう。
子どもの自主性
自分のやりたいことを見つけたときや何かが起きたとき、待っているのではなく課題や問題に対して自分から積極的に取り組むという、自主性。
子どもがやりたいことを見つけたらどんどん楽しんでほしいものですよね。
自主性を育むために、「命令形で指示をするのではなく、考えて行動できるように促す」「怒らずに褒める」「子どもの自由な意志を尊重する」というママさんも多いようです。
生活環境
忙しいとついつい、その日その日を大切にすることが難しくなってしまうときもありますが、子どもは日々成長しています。
子どもが成長していく生活環境を良い状態に整えることも健全な成長には欠かすことができないもの。
食事や睡眠、子どもや家族との毎日の暮らしを大切にして過ごせば、子どもにもそれが伝わるのかもしれません。
読み聞かせの時間
読み聞かせは、子どもとのコミュニケーションが取れるだけでなく、さまざまな言葉の表現を知ることで学力や学習環境を整えることにもつながります。
紙芝居や絵本の読み聞かせは子どもの感情を豊かにし、想像力を育てることができます。想像力のある子は相手の痛みも分かるため、感受性豊かで優しい心を持った子に育つでしょう。
想像力や感受性の豊かさは将来、学校や社会に出るようになってからも役立つものです。新しい視点で物事を考えたり、広い視野で周囲を見回したりできるようになります。
また、想像力を働かせることでミスや失敗を未然に防ぐことができるかもしれません。
自分を大切にする
子育てをしていると、子どものことで忙しくて自分のことが疎かになってしまいがち。
ストレスが溜まってしまうと精神的な余裕を持てなくなってしまうため、自分のことも大切にしてあげるといいですよ。なるべく抱え込まないようにして、適度な息抜きを心がけましょう。
子どもを大切にするためにも、自分のことも大切にするようにしているという意見もありました。
子育てで大切なこと「自己肯定感」の育み方の5つのコツ
自己肯定感とは、「自分は価値ある存在であること」「自分が大切な存在である」ことを子ども自身が受け入れ、理解することです。
自分に自信があるという感情とは違い、自分で自分を認めることができるかというのが自己肯定感で、幸福感は自己肯定感によって大きく左右されるとも言われています。
たとえば、恵まれた環境で生活しているように見える人も、自己肯定感が低ければ現状に不満を感じているかもしれません。逆に、厳しい環境だとしても自己肯定感が高ければその状況を受け入れることができ、幸福度は高いという可能性もあります。
子どもにはいつだって幸せを感じてほしいものですよね。
ここからは、子育ての中でも一番大切なことだと言われている、自己肯定感を育むための5つのポイントをご紹介していきます。
まずは子どもの感情を受け止める
子どもの感情はコロコロ変わるもの。怒ったり悲しんだり、困ったりしているときは「泣いちゃダメ」「怒っちゃダメ」など子どもの感情を否定するのではなく、まずは一度受け止めてあげるようにしましょう。
そうすることで、子どもは「どんな自分でも受け入れてもらうことができるんだ」と感じることができます。
当たり前の行動を褒める
親は当たり前だと思っても、子どもは気づかないところで努力しているかもしれません。
いつもはできていることでも「いつもえらいね」「手伝ってくれてありがとう、助かるよ」など、当たり前の行動だとしても褒めてあげるようにしましょう。
他の誰かと比べない
他の兄弟や周りの友達と比べないということも大切です。知らないうちに比べてしまっていることがないか、考えてみましょう。
もしも誰かと比較して「あなたより○○ちゃんの方ができる」「○○ちゃんはできるのにどうしてできないの?」という言葉をかけてしまっているのであれば、それは子どもの自尊心を傷付けてしまう言葉です。
誰かと比較するのではなく、「この前よりも上手になったね」など、本人に目を向けてあげることが大切です。
プラスの言葉を使う
もしも子どもが何か失敗してしまったときでも、マイナスの言葉ではなくプラスの言葉を使うようにしましょう。
たとえば、かけっこで負けてしまったときは、「惜しかったけど、また次がんばろうね。応援してるからね」などプラスの言葉を使って励ましてあげるようにしましょう。
必要なときには甘えさせてあげる
甘えることも、子どもにとって大切なことです。「買って、買って!」とおもちゃ屋さんで子どもがわがままを言ったとき、これをすべて聞き入れてしまうのは甘やかしです。
一方で、「お話聞いて」や「お膝に座っていい?」などは子どもの自立に必要な甘えであり、子どもの不安や寂しさを解消することにもつながるため、甘えさせてあげましょう。
まとめ
子育てに大切なことについてご紹介させていただきましたが、参考になりましたか?
子どもに一番近い存在である親御さんが子どもを認めてあげることで、自己肯定感を育むことができます。今回ご紹介させていただいたポイントを参考に、子どもとの大切な時間を過ごしてみてくださいね。