すぐにグッスリ!子供を上手に寝かしつける5つのコツを紹介
夜になっても子どもがすぐに寝てくれない…
天使のように可愛い我が子であっても、ヘトヘトに疲れている夜にすぐに寝てくれないとストレスが溜まってしまうもの。寝付きが悪い、夜泣きが酷い、隣にいないと寝てくれないなど、子どもの眠りに関する悩みは子育てにおいて切っても切り離せない大きな問題です。
この記事では、寝付きが悪い子どもを上手に寝かしつけるコツをご紹介していきます。子どもが夜中にすぐ寝てくれなくて困っているという方は、ぜひ試してみて下さいね。
目次
そもそも子どもの寝かしつけは何歳まで?
子どもは何歳になったら一人で眠れるようになるか知っていますか?
効果的な寝かしつけの方法を紹介する前に、まずは子どもは何歳まで寝かしつけが必要なのかという点についてご紹介していきます。
一人で眠れるようになる年齢は個人差がある
子どもが一人で眠れるようになる決まった年齢はありません。
欧米では小さい頃から一人で別の部屋で眠るのが一般的ですが、日本の家庭では親と共に眠るのが一般的です。そろそろ子どもを一人で寝かせる年齢かなと考える時期は家庭環境などで異なりますが、小学校入学と同時に一人で眠れるようにするという方が多いようです。
添い寝は子どもとコミュニケーションを取るうえでとても大切なものですが、子どもが大きくなった後も同じ部屋で寝たり添い寝をしていると、子どもの自立心が育ちにくくなります。
自分の力だけで辛く苦しい環境を乗り越える力を養うためには、ある程度の年齢になったら多少子どもが嫌がっても別々で眠るという姿勢も重要です。
子どもの寝かしつけを卒業できる決まった年齢というものはなく、その子の個性によりすぐに卒業できる子もいればいつまでもママに甘えてしまう子もいます。しかし、子どもの自立心を育てるためにも、小学校入学前後のタイミングでは一人で眠れるようにする環境を整えてあげましょう。
3歳頃までの添い寝は心の安定に繋がる
欧米では子どもが小さい頃から自分の部屋で一人で眠るのが一般的ですが、日本には昔から親子が並んで眠る添い寝という文化が根付いています。
上記項目で、添い寝のし過ぎは子どもの自立心を損なう恐れがあると説明しましたが、3歳から4歳頃までの添い寝は、子どもの心を安定させる大きな役割を持っています。
小さい子どもは言葉が話せませんので、触覚・嗅覚・聴覚といった感覚で情報を取り入れます。暗闇という何も見えない不安な状況の中では、隣に寝ているママの香り、体温、息遣いは子どもにとって唯一の情報であり、何よりも自分の心を安定させてくれる温もりです。
それが親子の愛情を深めてくれるものになり、子どもはママに対して全幅の信頼を置き、深い愛情により絆が強まっていきます。
子どもを早く一人で眠れるようにしたいと考える親心も分かりますが、添い寝をして子どもとの信頼関係を築くということも忘れてはいけません。
子どもを上手に寝かしつけるためのコツ
子どもの寝付きが悪い…子どもの睡眠に関する悩みは常に付き物です。
ここからは、子どもを夜にグッスリ眠らせるコツをご紹介していきます。夜だけが重要なのではなく、子どもの寝付きが良くなるための事前準備についてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
朝は必ず7時までには起きる
必ず朝7時までに起きるというルーティーンを身につけておくと、夜の寝付きがよくなります。
これは大人でも子どもでも変わりませんが、起きるのが遅ければ夜に眠れなくなってしまいます。万が一お昼過ぎまで毎日眠っているという生活が続いてしまえば、夜に眠たくなりませんので寝付きが悪くなってしまうのは当然ですよね。
夜に眠って朝に起きるという習慣を子どもの体に身につけるためには、まずは起床時間をしっかりとコントロールしてあげることが重要です。そのためにも、毎日きちんと朝日を浴びながら7時までには起きるということを習慣にしておきましょう。
大人であれば夜に眠って朝に起きるという生活リズムを自分で調整することができますが、子どもは自分の意思では調整できません。夜の寝付きが悪い子どもは朝にきちんと目覚めるという生活リズムが完成していない可能性がありますので、しっかりとしたルーティーンを定着させてあげましょう。
睡眠サイクルの確立
夜、眠る前の睡眠サイクルを確立しておくと、子どもの寝付きは良くなります。
- 眠る1時間前に必ずお風呂にいれる
- テレビなどの光は1時間前から目にいれないようにする
- 必ず歯磨きをする
- 子どもが眠りにつくまで絵本を読む
このように、眠る前の睡眠サイクルを作ることで、時間の分からない子どもでもそろそろ眠る時間なのかなと体で覚えていくようになります。
特におすすめなのが絵本を読んであげたり一緒にお絵かきをするなどの時間をつくることで、これは子どもとコミュニケーションを取る上でもとてもおすすめです。
テレビの光や最近で言うとスマホで動画を鑑賞したりする時間は、寝付きが悪くなる要因に成りかねませんので極力避けるようにしましょう。なるべくテレビやスマホの光から遠ざけ、子どもに刺激を与えずに布団の上でリラックスしながらできる遊びがおすすめです。
絵本は子どもの感受性や想像力を強くする働きもありますので、1日の終わりは子どもとゆっくりする時間を作ってみると良いですよ。
安心感を与えることが重要
夜にゆっくり快眠してほしいときは、子どもに安心感を与えてあげることが重要です。
子どもがいくら寝なくてグズっても絶対に大きな声は出さずに、優しいトーンで優しく語りかけてあげるようにしましょう。ママやパパの優しい声は何よりも子どもを安心させます。
また、子どもと体が触れ合うコミュニケーションも、安心させるひとつの方法です。
- 優しく背中をポンポンと叩いてあげる
- 胸元に顔を寄せて心臓の音を聞かせてあげる
- 体を密着して温もりを与えてあげる
- 優しく頭をナデナデしてあげる
優しく行うのが基本で、もちろん強く触ったりしてしまえば快眠を妨げてしまう要因になりますので、注意が必要です。
子どもがなかなか寝付かない原因は、もしかしたら何か不安なことがあるからかもしれません。子どもに安心感を与え、ゆっくり眠れる環境作りを心がけましょう。
子どもが眠る環境を変えない
大人でも布団や枕が変わっただけで、寝付きが悪くなったりします。大人よりもさまざまなことに敏感な子どもは、特にそれが顕著にあわられます。
子どもが眠る環境や場所は、極力変えないようにして下さい。布団や枕、眠る部屋を変えたことで子どもの寝付きが悪くなったという場合は、元に戻してあげることをおすすめします。
まだ小さい子どもに対しては、『ここは夜になったら眠る場所』ということを覚えてもらう必要があります。疲れている時はソファー、時々寝室のベッドで眠るといった、コロコロと眠る場所が変わる生活を送っていると、子どもが眠る場所を覚えてくれません。
寝付きが悪い子どもは特に、極力眠る環境を変えないように尽力してみて下さいね。
何をしても寝かしつけが上手にいかない日もある
上記で紹介したコツを全て駆使しても全く寝てくれない…そんな日もあります。
子どもは大人の思い通りにいきません。寝付きが悪い子もいれば良い子もいますので、全く何もしなくても夜中は一度も起きずにグーグー眠ってくれる子もたくさんいます。反対に、何をしても簡単に寝てくれない寝付きの悪い子もたくさんいます。
それは、その子の個性です。最後に覚えておいてほしいのは、何をしても寝かしつけが上手にいかない日もあるよ、ということです。
そんな時に自分を責める必要もありませんし、我が子が他の子よりも成長が劣っているのかなと心配する必要もありません。夜中にスムーズに眠ってくれない子のお世話はとても大変ですが、そもそも子どもが親の思い通りにいくなんてことはほとんどありませんので、そういうものだと割り切る気持ちも重要です。
まとめ
子どもを上手に寝かしつける5つのコツを紹介してきましたが、参考になりましたか?
子どもはパパやママの思った通りにはいかないもの。どれだけ夜に疲れていても、子どもがなかなか寝付かなくて辛い想いをしているという方も少なくないでしょう。
しかし、愛する我が子の寝ている姿は、なにものにも変えられないかけがえのないものです。
寝かしつけは子どもに愛情を伝えることができる、とても重要なコミュニケーションの時間でもあります。上手に寝かしつけるコツを覚え、睡眠に関する悩みを解消していきましょう。