抱っこから始まる父親と子どもの絆と3つの効果

抱っこは、親子の絆を深めることのできるスキンシップの代表です。子どものかわいい笑顔を近くで見ると幸せな気持ちになりますよね。

 

現在の社会では核家族が多く、子どもの世話や抱っこはママだけのものとなってしまいがちです。育児に参加する時間が少なければ、子どもとの関係もなかなか築くことが難しくなります。だからこそ、抱っこを通じて、大切な親子の関係をより深めることができます。

 

この記事では、抱っこをすることで親子にどのような絆が生まれるのかをご紹介します。ぜひ、ご参考にしてください。

抱っこで生まれる3つの効果

抱っこは、親と子の絆を深めるための大切なスキンシップです。親子関係をより深めるために、抱っこをし始めるタイミングと、親子にどのようなよい影響があるのかご説明します。

絆づくりのタイミング

親子の絆が深まることで、親子の間にはとても強力で幸せな関係を築くことができます。親から子どもに対する愛情や、子どもから親に対する愛着は、安心感に包まれ健全な育児をする上で大前提となります。

 

親子の絆づくりは、生後2週間以内に始めることが大切です。

以下のことを意識すると親子の関係を深めることができます。

 

  • 目と目を合わせる
  • 体を触れ合わせる
  • 撫でたり、さすったりする
  • 匂いを嗅ぐ
  • 声をかける

親子は、スキンシップの時間を積み重ねることで、とても深い親子関係を生み出すことができます。スキンシップの中でも、抱っこは、親子の愛着関係を育むベストな行為です。子どもとの触れ合いをスムーズに体験できるパパやママは、親としての前向きな自信もつき、育児への積極的な姿勢が子どもの成長にも良い影響を与えることができます。

 

安心感と信頼感を育む

子どもにとっても、母親のほかに、自分を見守ってくれる人がそばにいることに気がつくことはとても重要です。

抱っこをされることで、親の愛情を感じとり、抱っこをしてくれる人の心臓の鼓動を感じると安心感を得るともいわれています。

 

たくさん抱っこされてきた子どもは、人に対する信頼感を持ちやすく、将来的にも社会性の芽生えや、人との安定した関係性を上手に築きあげることにもつながります。

 

抱っこをすることは、お互いの愛情を築き、安心感と信頼感を育むだけでなく、心の成長につながるきっかけにもなるため、子どもにとっても大切なスキンシップとなります。

 

愛情ホルモンの分泌

オキシトシンという脳内の物質はご存じですか?

オキシトシンは女性の出産や、子育てに関連する愛情ホルモンとして知られており、母乳を作ったり、陣痛を促す働きがある物質で、出産の際には大量に分泌されます。

 

そんなオキシトシンは、「幸せホルモン」や、「抱擁ホルモン」とも呼ばれている物質で、人と人とのふれあいや、簡単なボディタッチでも分泌されるため、母親だけでなく父親でも子どもとのふれあいによって、オキシトシンが脳内で作られることがわかっています。

 

オキシトシンが分泌されると、以下のような様々な効果が期待できます。

 

  • 幸せな気分になる
  • ストレスが緩和され心が癒やされる
  • 人への信頼の気持ちが増す
  • 親密な関係を築こうという気持ちが高まる
  • 人に対してやさしくなる
  • 自律神経が調整される
  • 睡眠の質がよくなる

 

子どもを抱っこすることで、親と子の双方にオキシトシンが分泌され、信頼と親密な絆を生みだすことができ、心にも体にもさまざまな良い効果がみられます。

 

子どもに関しては、不安な気持ちが解消され、リラックスした状態を保てるので、勉強に集中することができ、記憶力が高まることがわかっています。

 

抱っこをすることは、親子が一緒に幸せを感じられ、絆を深めながら成長や健康にも良い影響を与えてくれるスキンシップです。

スキンシップが不足すると子どもはどうなるのか

育児の一環でもある抱っこや、スキンシップが不足することで子どもの成長に関わることがあります。体の成長だけでなく、心や精神的な成長にも影響があります。

 

ここでは、スキンシップをされることが少ない子どもの成長についてご説明します。

心理的に不安定になる

子どもは敏感期と呼ばれる、ある特定の事柄に対して、強い興味・関心を持ち熱心に何かに取り組む時期があります。簡単にいうと、何かに対してとてつもないこだわりを持つ時期のことです。

 

子どもによって個人差はありますが、0歳〜6歳までに、年齢によって変わるさまざまな敏感期があります。この敏感期に、抱っこなどのスキンシップが少ない子どもは、心理的に問題が出る可能性があります。

 

パパやママからの愛情を確認しないと安心できなくなり、泣いて自分に注目を集めるような行動をとったり、上手に愛着関係を持ち続けることができず、人との関係を避けるようになってしまいます。こういった愛着は一度覚えてしまうと大人になっても続いてしまうことも多く、配偶者や恋人との間でも、愛情の確認行動を繰り返してしまうこともあります。

 

心理的な問題を抱えないためにも、敏感期が訪れたことに気づき、抱っこなどのスキンシップを多くしながら、心に寄り添うことがとても大切です。

 

アダルトチルドレンになる可能性がある

子どもの頃に、家庭内で起きた嫌な出来事が心に残り続けた大人のことをアダルトチルドレンと言います。

アダルトチルドレンになると、以下のような特徴が現れるようになります。

  • 見捨てられないように期待に応えようとする
  • 嫌なことでも断ることができない
  • 気持ちを心の中に押さえ込む

 

上記のような傾向になる理由は、愛情が感じられず育った子どもの場合、パパやママから見捨てられたのでは?という不安な気持ちを覚えてしまうからです。そのため、感情のコントロールが上手にならず仕事や人間関係が長続きすることがありません。

 

抱っこなどスキンシップで愛情を伝えることは、子どもの時だけでなく大人になってからも影響があります。朝、目が覚めた後や、寝る前の少ない時間でも抱っこやハグをしてあげるだけで愛情を伝えることができます。子どもの将来のためにもたっぷり愛情を注いであげましょう。

子どもが心地よさを感じる抱っことは?

子どもを抱っこした時に泣かれたり、落ちつきが無く嫌がられた経験が多くなると、抱っこをすることが不慣れになってしまう方も少なくありません。

 

子どもが、心地良さや安心感を感じる抱っこにはコツがあります。ここでは、子どもが落ちつく抱っこの方法を4つご紹介します。

ふわっと腕全体で抱く

子どもの頭をヒジで支えて安定させ、お尻に手を添えて、上半身と腕全体をつかって、ふわっと包み込むように抱っこすることが基本です。

 

子どもの体を自分の体に引き寄せすぎると、足と腕が伸びたような抱っこになるため、背中がねじれたり、反り返ってしまうため体への負担がかかります。

 

男性は手や腕が大きいことが強みです。安定しやすく安心感を与えることができるので、腕の上にそっと置くようなイメージで抱っこをしてあげてくださいね。

 

心臓の音が聞こえるように抱く

子どもの耳が左胸にあたるような状態で抱っこし、鼓動を聞かせながらお尻をかるくトントンと叩いてあげると、安心感と居心地の良さを感じるため、たいていの子どもは泣き止みます。

パパやママの体の温もりも感じるため、子どもがリラックスした状態で居てくれることもポイントです。

 

成長が進み首がすわった時期になれば、鼓動がより聞こえやすくなるおんぶもオススメです。

体を丸い姿勢にしてあげる「まんまる抱っこ」

子どもがまだ母親のおなかの中にいたときは、背中を丸めた姿勢で過ごします。この姿勢をCカーブといいます。

 

生まれてからも、このCカーブの姿勢で抱っこをしてあげることで、母親のおなかの中にいたときのような心地よさが感じられ、安心すると言われています

 

まだ慣れないうちは、椅子に座った状態で、自分の膝の上に同じ方向を向くように子どもを座らせ、M字型に開脚するような姿勢にしてあげるとまんまる抱っこができます。

 

ひとつ気をつけたいポイントは、背中を丸めすぎて呼吸がしづらくなることがあるので、子供が苦しくないかこまめに様子を見ることを忘れないようにしてくださいね。

 

揺らすときはゆっくり優しく

子どもをあやす時に、たかいたかいをすると喜んでくれますが、赤ちゃんのうちは頭や体がまだ丈夫ではないので大きな揺さぶりは避けましょう。

 

揺さぶりが強いと「乳幼児揺さぶられ症候群」のおそれがあり、脳や目に深刻な損傷を引き起こしてしまいます。

 

まだ首がすわっていない時期は、お尻を軽くトントンと叩く程度に揺らすのであれば大丈夫です。

気持ちよさそうにしていたり、嫌がっていないかを確認しながら、程よいバランスで調整してみてください。

まとめ

抱っこは、愛情を一緒に育み、親子の絆を深めることのできるスキンシップの一つだということは知っていただけましたか。

 

スキンシップである抱っこをすることで、安心感や信頼感を親子で築くことができ、心や体の成長にも良い影響を与えることができます。

 

大きくなってもいろいろな折に、子どもを優しく包むように抱っこをして愛情を注いであげてくださいね。