抱っこが楽になる子育てグッズを選ぶ際の3つのポイント
ママにとって赤ちゃんの抱っこは「幸せと温もり感じられる瞬間」であり、愛情を育むために必要不可欠な行為です。
しかし、抱っこが原因となって肩こりや腰痛を引き起こすケースも珍しくありません。毎日の抱っこをより快適にするためには、正しい抱き方を覚え、適切な抱っこ紐選びが必要になります。
この記事では「抱っこが楽になる子育てグッズを選ぶ際の3つのポイント」を詳しく解説しています。抱っこが辛い、もっと楽に抱っこしたいというママは、是非参考にしてみてくださいね。
目次
赤ちゃんを正しく抱っこする方法
抱っこする時の正しい姿勢や、抱っこ紐の使い分け方をご紹介します。赤ちゃんが泣き止まない、落ち着かない時は、正しい抱き方ができているかどうかを疑いましょう。
正しい横抱きのポイント
赤ちゃんの横抱きは、首から後頭部をしっかり支えて安全にゆっくり抱き寄せることを意識しましょう。
- 赤ちゃんの首から後頭部付近を片手で支える
- もう片方の手は赤ちゃんの股の間に入れ、しっかりお尻を支える
- 後頭部を支えた手で首をしっかり固定し、体の方に寄せてゆっくり抱き上げる
- 頭をママの肘の内側に乗せ、胸に引き寄せる
首すわり前は、赤ちゃんの首に負担がかかってしまわないように細心の注意を払いましょう。
正しい縦抱きのポイント
赤ちゃんの縦抱きは、片手で赤ちゃんのお尻をしっかり支えながら、もう片方の手で優しく抱き寄せることを意識しましょう。
- 赤ちゃんの首から後頭部付近を片手で支える
- もう片方の手は赤ちゃんの股の間に入れ、しっかりお尻を支える
- 赤ちゃんのお尻がおへそより高い位置にくるように、体の方に寄せながらゆっくり抱き上げる
- 赤ちゃんの膝はM字にして、パパママのお尻より高い位置にくるようにする
- 片方の手で支えつつ、お尻を腕に乗せる。
- もう片方の手で背中を軽く支える
抱き上げる時の動作にも気をつけて、正しい抱っこを体で覚えていきましょう。
抱っこ紐を上手く使い分ける
腕だけで長時間赤ちゃんを抱き続けることは、肩や腕に疲労を蓄積させてしまいます。抱っこ紐を活用し、筋肉への負担を軽減させましょう。
抱っこ紐は大きく分けると、キャリータイプとスリングタイプの2種類に分けられます。キャリータイプは安定性に優れており、様々な抱き方に対応しています。
がっしり固定されるため赤ちゃんが落下する危険性も低く、肩ベルトのクッションが肩への負担を軽減させます。
スリングタイプは、赤ちゃんを斜め掛けの布に包み込んで抱きかかえることができます。かさばらないため、着脱が楽で気軽に利用できます。
この2種類のタイプ以外にも、肩や腰の負担軽減に効果的なヒップシートなどを利用するママもいます。
新生児期から首すわり前の使い分け方
新生児期から首すわり前は、しっかりと首から後頭部を固定して抱っこする必要があります
横抱きができるキャリータイプは、赤ちゃんを寝かせた状態でも抱けるため、安定感がありおすすめです。
スリングタイプも、首すわり前の新生児期から利用することができます。かさばらず持ち運びもしやすいため、外出時に赤ちゃんを乗せおろしする時は便利です。
生後3~4か月の首すわり以降の使い分け方
首すわりの後は、ほとんどの抱っこ紐を選べるようになります。肩や腰の疲労を感じている場合は、スリングからキャリーへ切り替えるのがおすすめです。
抱っこが楽になる子育てグッズを選ぶ際のポイント
ここからは、抱っこが楽になる子育てグッズを選ぶ際のポイントを詳しく解説していきます。
キャリータイプを選ぶ際のポイント
肩と腰のベルトで赤ちゃんをしっかり固定できるキャリータイプは、安全面でも優れているため長時間の外出に最適です。
肩こりや腰痛で悩んでいる方も、肩と腰のベルトのクッションに助けられることでしょう。
ですが、商品によってはベルトのクッションが硬かったり、柔軟性が低いものもあります。できれば購入前に手で触ったり背負ったりして、クッション性を確かめましょう。
赤ちゃんは夏場以外も沢山汗をかきます。綿やメッシュ生地などの通気性に優れた商品かどうかもしっかりチェックしましょう。
衛生面を保つためのお手入れは必須です。洗濯機で丸洗いできるのか、手洗いが必要なのかも事前に調べておきましょう。付け替えカバーがあれば洗濯は楽ちんです。
多機能で便利なキャリータイプですが、快適に長く利用できるようにご紹介したポイントを抑えて選んでみてください。
カラーバリエーションも豊富なのは、おしゃれをしたいママには嬉しいですよね。
スリングタイプを選ぶ際のポイント
スリングタイプは、新生児期の横抱きの時から使えるとてもお手軽な抱っこ紐です。
片手で赤ちゃんを支える必要があるため、落下などの事故防止に常に気を配る必要があります。
物自体はとても軽く、持ち運びも苦になりません。洗濯しやすいので、衛生面の管理がとても楽です。通気性に優れたメッシュ生地を利用すれば、更に快適になります。
スリングは肩に負担がかかりやすく、肩こりや腰痛を起こしてキャリーに切り替えてしまう方もいます。肩への負担が気になる方は、リングタイプのスリングがおすすめです。肩ベルトに弾力性のあるクッションが入っているものもあり、肩の筋肉への負担を軽減できます。
バックルタイプのスリングは、調整部分のストラップが硬くて調整しづらい場合もあります。抱きながらの調整が可能かどうか、事前にチェックしましょう。
キャリータイプのような機能性と安定感はありませんが、横抱きで赤ちゃんの表情や温もりを一番感じられるのがスリングタイプです。
ヒップシートを選ぶ際のポイント
代表的な抱っこ紐はキャリータイプとスリングタイプですが、ヒップシートも赤ちゃんの抱っこが楽になる子育てグッズとして注目されています。
ヒップシートは、腰ベルト部分にお尻を乗せられる台座が付いているのが特徴です。主に以下の3種類に分類されます。
- ヒップシート単体(ウエストポーチ型で、腰ベルトに台座がある)
- 肩ベルトタイプ(腰ベルトの台座に、肩ベルトのみ付いている)
- 抱っこ紐タイプ(布で赤ちゃんの体全体を支えられる)
どのタイプもお尻を乗せられる台座があるため、赤ちゃんの体重が分散され、パパママの肩や腰への負担が軽減されます。赤ちゃんの乗せおろしも楽で、通気性に優れているので夏場は特に快適です。
ヒップシートは、キャリータイプのような赤ちゃんをがっしり固定するような安定感はなく、片手で赤ちゃんを支える必要があります。また、装着したまま座りづらいという点がネックです。
商品の種類によって、赤ちゃんに使える時期が異なるので注意が必要です。新生児期から使う場合は、横抱きタイプに対応したものを選びましょう。新生児期から首すわり後も使える機能性に優れた商品もあります。
台座部分の取り外しができる抱っこ紐タイプを選べば、新生児期は抱っこ紐として利用し、歩き始めた後にヒップシート単体で活用できるので便利です。
慢性的な肩こりに悩まされている方は、肩への負担も軽減でき、優れた通気性にも期待できるヒップシートがおすすめです。
まとめ
赤ちゃんを正しく抱っこする方法や、抱っこが楽になる子育てグッズ選びのポイントについてご紹介しましたが、参考になりましたか?
機能性や安全面、日常での使いやすさ、見た目などのポイントを抑えておけば、育児生活をより快適にしてくれる抱っこ紐にきっと巡り会えると思います。
この記事でご紹介した「抱っこが楽になる子育てグッズを選ぶ際の3つのポイント」が、赤ちゃんの抱っこに悩める皆さんのお役に立てれば幸いです。