子育て中の肩こり解消に繋がる5つのおすすめケアを紹介

肩こり ケア

国民病ともいわれる肩こりは、子育てに励むママの天敵です。

 

可愛い赤ちゃんを抱っこしたり、大量の洗濯物を取り込んだり、日常生活の中で肩こりの原因となる要素は沢山あります。

 

肩こりは頭痛や目眩、吐き気、集中力不足などを起こす原因になり、育児に支障をきたしてしまいます。可愛い赤ちゃんを抱っこしたりあやすことはママにとって癒やしの時間ですが、肩こりで辛い思いをされている方も多くいらっしゃるでしょう。

 

この記事では、子育てに励むママの助けとなる「肩こり解消に繋がる5つのおすすめケア」をご紹介しています。簡単に取り入れられる肩こり解消方法を、是非参考にしてみてくださいね。

子育て中に肩こりが起こる主な原因

肩こり ケア

ゆっくり子育てに励みたいのに肩が痛くて集中できない…こんな悩みを抱えていませんか?

 

肩こりを改善するためにはまず原因から知っておくことが大事。子育て中のどんな行動が肩こりの原因になっているのかご紹介していきます。

筋肉疲労による血行不良

肩こりが起こる主な原因として最初に挙げられるのが、筋肉疲労です。

 

肩に負担をかけることで肩周りの筋肉の血行が悪くなり、血液中の酸素が不足していきます。その結果、筋肉に乳酸や老廃物が溜まり、肩こりを引き起こす原因となります。

 

日常生活で肩や腕に過度な負担をかけてしまっている方は、特に気をつけなければいけません。

子供の抱っこによる肩への負担

育児中のママは、毎日の子供の抱っこで肩に負担がかかり、蓄積された筋肉の疲労が原因で肩こりを引き起こしやすくなります。

 

抱っこ紐の相性や調整が悪いことも肩こりの原因となります。抱っこ紐を使っている時に肩に違和感や痛みを感じる場合は、抱っこ紐の長さの調整をしてみたり、新しい抱っこ紐の購入を検討しましょう。

母乳をあげる時の姿勢が悪い

母乳をあげる時の姿勢に気を遣ったことはありますか?

 

体を前に丸めて屈んだ姿勢で母乳を与えてしまうと、肩の血流が悪くなり、肩こりの原因となります肩こり予防をする場合は、以下のポイントに気をつけて母乳をあげましょう。

  • 背筋を伸ばす
  • 坐骨で座る(腰を立てるイメージ)
  • お腹を引いてぺたんこにする
  • 肩甲骨を下げる
  • 時々顔を上げて、首の負担を軽減する

 

母乳をあげる時は、無意識のうちに姿勢が悪くなりがちです。正しい姿勢で母乳をあげることを心掛けましょう。

肩こり予防の姿勢改善

ここからは、子育てに励む日常生活の中でもできる「肩こり予防の姿勢改善」についてご紹介します。簡単に実践できるので、日頃から気にかけておきましょう。

立っている時の姿勢改善

立っている時の姿勢が悪いことで肩の筋肉に負担がかかり、肩が凝る原因になります。猫背の方は特に姿勢を改善する必要があります。

 

猫背は肩だけではなく、首にも大きな負担をかけてしまいます。立っている時の姿勢を改善するために、以下のポイントに気をつけてみましょう。

  • 膝をまっすぐ伸ばして立つ
  • 骨盤を立てるイメージで、おへその下に力を入れる
  • 肩甲骨を軽く後ろに引いて、胸を張る
  • 少しだけ顎を引く
  • 頭を真上から引っ張られているイメージで、自然に背筋を伸ばす

 

産後は腹筋が弱っているため、産後1〜2か月後から腹筋トレーニングを行うことも効果的です。

座っているときの姿勢改善

デスクワークなどで椅子に座っている時間が長い場合は、肩に負担がかからない正しい姿勢で座ることを心掛けましょう。

  • 椅子に深く座り、背もたれに腰を付ける
  • 骨盤を立てるイメージで、おへその下に力を入れる
  • 背筋をしっかり伸ばす
  • パソコンを操作する場合は、目線が20〜30度くらい下に向くように椅子やテーブルの高さを調整する

 

足を組んで座ると骨盤のバランスが崩れる原因になりますなるべく足を組まず、正しい姿勢で椅子に座りましょう。

肩こり解消に繋がる5つのおすすめケア

肩こり ケア

肩こりの予防について触れましたが、必ずしも肩こりを避けられるわけではありません。実際に肩が凝ってしまった場合におすすめの5つのケアをご紹介します。

ストレッチやマッサージで血液とリンパの流れを促進

子育て中でも簡単にできるストレッチやマッサージは、肩甲骨周りの血液やリンパの流れを促すことができます。子育てで多忙なママでも実践しやすい肩こりケアをご紹介するので、是非参考にしてみてください。

肩甲骨はがしストレッチ

肩こりのケアとしてよく挙げられるのが、肩甲骨はがしストレッチです。

 

子供から目を離さずにできる肩甲骨はがしストレッチは、日常生活に取り入れやすい肩こりケアです

  • 背筋を伸ばし、肩の高さまで肘を上げる
  • 腕を曲げ、肩を手でしっかりと持つ
  • 両肘を水平の状態に保ちながら、後ろに引く
  • 肘で円を描くように、肩から腕を回していく

 

日頃から肩甲骨の疲労に気を遣うことは、肩こり解消においてとても大事です。この肩甲骨はがしストレッチを、子育ての合間に取り入れてみてはいかがでしょうか?

リンパマッサージ

肩周りをマッサージすることで、リンパの流れを促進することができます。

  • 手を握ってグーの状態にする
  • 指の第二関節で、耳の後ろから鎖骨へ向けて数カ所を押し込んでほぐす
  • 腕の付け根も同じ要領でほぐす

 

リンパの流れが滞ると肩こりだけではなく、浮腫が起きる原因にもなります。美容にも気を遣いたい方は、いつでもどこでも実践できるリンパマッサージを取り入れることをおすすめします。

ツボ押しで慢性的な肩こりを解消

慢性的な肩こりに悩まされている方は、肩の前側、後ろ側にそれぞれ効果的なツボ押しがおすすめです。

肩の前側が凝っている場合のケア

肩の前側が凝っていると感じる方は、欠盆のツボ押しが効果的です。

 

欠盆は、乳頭から直線上に繋がる鎖骨の上部から、指1本分内側にあります。欠盆のツボ押しは首筋から鎖骨にかけて凝っている方に効果的です。

  • 押しやすい指の腹で、欠盆を押し込む
  • 痛みを感じる手前で指を止める
  • 3秒押し込んだら離すという動作を3分間繰り返す

 

ツボ押しはストレッチやマッサージよりも場所を選ばないため、ちょっとした外出中でも取り入れることができる肩こり解消におすすめのケアです。

肩の後ろ側が凝っている場合のケア

肩の後ろ側が凝っていると感じる方は、肩中兪(けんちゅうゆ)のツボ押しが効果的です。

 

頭を前に倒し、首の後ろ側に出る骨(第7頚椎)のやや下にある場所が肩中兪です。体の中心より、指3本分外側の部分を指で刺激していきます。

  • 中指の先端を肩中兪に当てる
  • 気持ちさを感じる適度な強さで押し込んでいく
  • 5秒間押し込んだら離すという動作を3〜5分間繰り返す

 

肩の後ろから肩甲骨周辺にかけて凝りを感じている方は、肩中兪のツボ押しを実践してみてください。

肩こり解消グッズを利用する

育児や家事の疲れから、ストレッチやマッサージをする気力が湧かない日も時にはあります。

 

そんな時は、ツボ押しグッズやマッサージ家電、体の内側からケアできる肩こり解消グッズを利用するのがおすすめです。

ツボ押しグッズやマッサージ家電を利用する

家電量販店の健康グッズコーナなどで、沢山の肩こり解消グッズが販売されています。

 

片手で使えるツボ押しグッズや、自動振動で肩の筋肉をほぐすマッサージ家電などは、楽に肩こりのケアができるのでとても便利です。

 

経済面に余裕がある場合は、肩こり解消グッズの購入を考えてみるのもひとつの解決策です。

入浴剤やサプリメントを利用する

体の内側から肩こりをケアできる入浴剤やサプリメントを利用するのもおすすめです。

 

炭酸ガスタイプの入浴剤と生薬タイプの入浴剤は、血行を促進する効果があると言われています。医薬部外品の入浴剤はより高い効果に期待できます。

 

抱っこサポート成分が含まれるサプリメントなど摂取することも、体の内側から肩こりを解消するための良いケアのひとつです。

医療機関に相談する

肩こりの主な原因は、筋肉への負担や血行不良です。肩こりの予防や解消方法について触れてきましたが、いつまでも改善されない場合は、肩こり以外の可能性も疑いましょう。

頚椎ヘルニア

肩こりだと思っていた症状が、実は頚椎ヘルニアだったというケースもあります。

 

頚椎ヘルニアの症状である首、肩、腕の痺れや痛みは、肩こりと混合してしまいがちです。頚椎ヘルニアは神経からくる痛みのため、肩こりとは異なる治療法、対処法を受ける必要があります。

 

いつまでも解消されない慢性的な肩の痺れや痛みは、一度整形外科に行って相談してみることをおすすめします。

ストレスの解消

肩こりは肉体的なことだけではなく、ストレスが原因で引き起こす可能性もあります。

 

精神にストレスを受けることで自律神経の働きが活発になり、肩周りの筋肉を緊張させてしまいます。日常のストレスの積み重ねが筋肉に緊張を与え続け、慢性的な肩こりを起こす原因となってしまいます。

 

初めての育児を経験するママは、慣れない育児生活で気づかないうちにストレスを溜め込んでしまうこともあります。時々、育児を頑張っている自分へご褒美を与えるなど、自分なりのスレトス解消方法を見つけていきましょう。

まとめ

長時間による子供の抱っこや毎日の家事などは、慢性的な肩こりの原因になってしまいます。

 

育児中のママにつきものである肩こりという悩みは、日常生活の姿勢改善や、肩こり解消ストレッチを取り入れることで、予防、緩和、解消に繋げることができます。

 

可愛い赤ちゃんを抱っこすることがいつでも幸せであると感じられるように、肩こり問題を放置せず、今日から真剣に向き合っていきましょう。

 

子育て中の肩こりに悩まされている方は、この記事でご紹介した「肩こり解消に繋がる5つのおすすめケア」を是非参考にしてみてくださいね。