抱っこ紐のおすすめの選び方を種類・用途・素材別で紹介
赤ちゃんを迎えるために必要なものを買いそろえるとき、抱っこ紐は必須アイテムの一つに含まれます。どんな赤ちゃんでも抱っこは必ず必要で、赤ちゃんを抱っこするときに抱っこ紐があるのとないのとでは体へのダメージが大きく違います。
種類や素材、用途別に抱っこ紐を選ぶことで、長く使うことができる赤ちゃんも大満足のアイテムに出会うことができます。
ところが、どんな選び方をすればいいのか、いつから使っていいのかなど、疑問や不安を抱えているママが多いのも事実。そんな疑問を解決すべく、この記事では抱っこ紐の種類、用途、素材別でおすすめの選び方をご紹介していきます。
目次
種類で選ぶ
抱っこ紐は一般的にキャリータイプ、スリングタイプの2タイプが存在します。
他にもおんぶ紐やヒップシートなども抱っこアイテムとして使えるものですが、今回は抱っこメインで使えるキャリータイプとスリングタイプに注目します。新生児から使えるアイテムで、それぞれにメリットとデメリットがありますので、分かりやすく説明していきます。
両肩でしっかり支えるキャリータイプ
横抱っこ、縦抱っこ、おんぶ、ヒップシートなどマルチに使えるキャリータイプ。
抱っこ紐というとこのキャリータイプを思い浮かべる方が大半と言える程、多くのママとパパが愛用しています。
キャリータイプのメリットは以下の4点。
- 新生児から歩き始めるまで長く使える
- 肩と腰でしっかり赤ちゃんを支えることができる
- マルチに使うことができる
- 専用のグッズが多く発売されている
横抱っこができるタイプのものだと、新生児から歩き始めるまで使用することができるので長期間使えるというメリットがあります。
肩と腰でしっかり赤ちゃんを支えることができるので、疲れにくく全身に負担がかかりにくいというのが嬉しいポイントです。
おしゃれなデザインのものも増えていて、赤ちゃんのよだれが付きやすい肩の部分には自分好みの専用のカバーを購入したり、中には手作りするという方も。
専用の汗取りシートや抱っこカバーも各種販売されいて、通気性が心配な暑い夏や保湿性を求める寒い冬にもそれぞれに適応したグッズが多く選べるアイテムでもあります。
反対に、しっかりした作りだからこそのデメリットが2点あります。
- 価格が高いものが多い
- かさばるので持ち運びが大変
価格が約2万円前後と安い買い物ではないですが、うまく使えば新生児~3歳頃まで使えるキャリータイプは、長く使えることを考えると妥当な値段とも言えます。
かさばりやすいので持ち運びは大変ですが、持ち運び専用のケースも販売されているので、上手にたためばコンパクトにすることもできます。
持ち運びに便利なスリングタイプ
新生児のうちから使うことができて横抱っこにも適しているスリングタイプ。
車でのお出かけ時なども慣れれば簡単に赤ちゃんをチャイルドシートから移動することができるような抱っこ紐です。
スリングタイプのメリットは以下3点。
- かさばらないので持ち運びが便利
- デザインやカラーがおしゃれ
- お手入れが簡単
かさばらないので持ち運びが便利なのがスリングタイプ。赤ちゃんとピッタリ密着することができて、そのまま授乳や寝かしつけもできるという便利アイテムです。
もともとは海外で主流だったスリングタイプは、デザインやカラーにおしゃれなものが多く自分の好みで選ぶことができます。また、一枚の布とリングで簡単に作ることもできるので、お裁縫が得意なママは手作りすることもできます。ファッション感覚で楽しく選べるのも嬉しいですよね。
ほとんどが布製なので、赤ちゃんのよだれや食べこぼしなどで衛生面が気になる抱っこ紐ですが、お手入れも簡単にできるのもポイント。
キャリータイプのようにかさばらないので抱っこ紐とベビーカーの両方を使うような持ち運びが頻繁な時にはスリングタイプが便利です。
反対に、片方の肩で支えるためのデメリットは以下2点です。
- 片方の肩に負担がかかる
- 片手で支えなければいけないので両手を使えない
片方の肩にかけてたすき掛けのようにして使うタイプなので、赤ちゃんの体重が増えてくるとママやパパの体への負担が増えてしまいます。
横抱っこから座り抱っこまで対応できるスリングタイプですが、月齢が増えていくごとにママとパパの体への負担も増えるので腰や肩の痛みが気になる方は注意して使ってみて下さい。
用途で選ぶ
どのようなシーンで抱っこ紐を使うのかも選ぶときの大切な基準になります。ライフスタイルに合ったタイプを取り入れることで、失敗なく活用できるアイテムを購入することができます。
ここからは、用途別で購入する際のおすすめの選び方を紹介していきます。
車でのお出かけ時
車でお出かけする機会が多いママには、赤ちゃんをずっと抱っこすることができるスリングタイプがおすすめ。
チャイルドシートから簡単に赤ちゃんを抱っこすることができる上に、コンパクトに折りたたむことができるので持ち運びにも便利です。
旅行や車で買い物に行くことが多い、兄弟姉妹の保育園の送迎をしなければならないなど、赤ちゃんが小さいうちから車でお出かけしなければいけない状況が多いという方におすすめです。
電車やバスに乗る時
電車やバスなど、公共機関の乗り物を使う機会が多い方には、丈夫なキャリータイプがおすすめ。
赤ちゃんをしっかり抱っこしたまま座席に座れますし、座れなかったときも丈夫なキャリータイプなら両手を離して手すりやつり革に捕まることもできます。
赤ちゃんと対面して抱っこすることができるので、電車やバスで赤ちゃんがぐずってしまってもすぐに対応できます。
近所へのお出かけメイン
公園へのお散歩や買い物など短時間で済む外出の場合は、コンパクトなスリングタイプや赤ちゃんが背中越しに景色を楽しめるようなおんぶ紐になるキャリータイプがおすすめです。
赤ちゃんがママと同じ目線で景色を見渡すことができるので、赤ちゃんと話しながらお散歩も楽しめるのがおんぶ紐機能のついたキャリータイプの利点と言えます。
寝かしつけで使いたい時
寝かしつけだけで使う時はスリングタイプが便利です。
赤ちゃんを包み込んだ状態で寝かしつけて、スリングのままベッドや布団に寝かせることができるので、赤ちゃんを置いたら泣いてしまった!ということが少なくなります。
そのまま授乳もできるので、授乳しながら赤ちゃんが寝てしまってもスリングに包まれていると赤ちゃんは安心して眠ることができます。
素材で選ぶ
敏感な赤ちゃんを包む抱っこ紐は、素材にもこだわりたいもの。
特に赤ちゃんは体温が高く汗をかきやすいので、素材によってママやパパの快適度も変わってきます。どんな素材の抱っこ紐が良いのか、好みの質感や赤ちゃんの肌の調子で選んでみて下さい。
オーガニックコットン
優しい素材でできたオーガニックコットンは、赤ちゃんがしゃぶったり肌に触れたりしても安心です。比較的種類も豊富な素材でお手入れも簡単なので、特に最近は人気が高いのがオーガニックコットンです。
リネン
夏におすすめしたいのがこのリネン素材です。
吸湿性やひんやり感を感じることができるので、赤ちゃんだけではなくママとパパも暑い季節を快適に過ごすことができる素材となっています。柔らかくしなやかな素材なので、赤ちゃんを優しく包み込むことができます。
シルク混
シルクは、吸湿性と放湿性に優れているため暑い季節には涼しく、寒い季節には暖かくなってくれるという特徴があります。
日本の気候に適していて一年中使うことができるおすすめの素材。柔らかく体温温度調節に優れていると言われるシルク混の抱っこ紐は赤ちゃんに最適です。お洗濯は手洗い後に陰干しが基本なので、通常のお洗濯に比べると少し注意が必要です。
まとめ
抱っこ紐の選び方を種類、用途、素材別で紹介してきましたが参考になりましたか?
子育てをする上で赤ちゃんとの触れ合いはとっても重要。抱っこ紐を上手に活用することで、赤ちゃんとの時間を楽しく過ごすことができるようになるだけでなく、ママとパパの抱っこの負担を軽減することができます。
ライフスタイルに合った抱っこ紐を選び、赤ちゃんとのかけがえのないひと時を充実した時間にしましょう。